1)整理・整頓・清掃により職場環境が整備される
2)環境整備から気づき力・感謝の気持ちを養い、豊かな心が形成された人材が育成される
3)継続させることから学ぶマネジメントは、あらゆるマネジメントに応用できる
企業規模の大小や業種にかかわらず、会社は人によって運営されています。
たとえ製造業で、その主役は製造機械であったとしても、その機械を
動かしているのは人です。
映画館やパチンコホールも、その主役は映画やパチンコ機かも知れません。
しかし、スタッフがいるからこそお客様を快適にサポートすることができ、
その繰り返しが事業を成立させています。
たとえば、ディズニーランドもコースターやさまざまなアトラクションが
収益の要なのでしょうが、ミッキーマウスをはじめとする多くのキャストが
いるからこそディズニーランドなのです。
キャストがいないディズニーランドは、むしろ少し豪勢な遊園地でしか
ありません。
企業に人が介する限り、人によって業績も大きく左右されます。
モチベーションが低く、さぼることだけを考えているスタッフばかりだと
業績が向上しないのは至極当然です。
また人は感情の動物でもあるので、ちょっとしたひと言でモチベーションは
揺れ動き、仕事場以外で影響された感情まで持ち込んでしまいます。
とりわけ接客業では元気さや笑顔は欠かせません。
モチベーションマネジメントという言葉があり、スタッフのモチベーションを
完璧なまでに管理し、コントロールできたなら・・・・・。
それこそスタッフはいつも嬉々として立ち振る舞い、仕事場以外で影響された
マイナス感情は最小限に抑え、元気な笑顔に満ちて、業績もうなぎ登りと
なっていくでしょう。
多くの企業は、この方程式を理解しているからこそ、モチベーション研修や
コーチング、資格習得支援やキャリアアップ支援など、あの手この手の
人材育成法を導入して育成に力を注いでいます。
その手法が良いとか悪いとか批評はしたくありませんが、一般的には
研修をはじめとする多くの手法から得たモチベーションは、
その場限りとなってしまい、その後の持続に困難を強いられているのが
現状です。
もちろん、その後のフォロー研修も用意されているでしょう。
しかし、スタッフのモチベーションを維持し続けるには、職場内の風土や
環境が大きな影響を与えることは言うまでもありません。
職場内の風土や環境を整えるには、役職や年齢、キャリアや部門などの
隔たりを超越して、全社員が同じ目標を目指さなければなりません。
経理部だからその研修は受講する意味がない、といった研修では意味が
ないのです。
この問題を解決し、継続して取り組める人材育成法こそ、環境整備による
人材育成なのです。
■継続できる
研修で学んだことをそのまま職場で活かせ、毎日欠かさず続けることができる。
習得した資格やキャリアを職場で活かして経験を積むことができる。
このような仕組みがない限り、学んだときのモチベーションや感情を
維持することはできません。
通常は、日に日に平常モードへと戻ってしまうことが多く、この繰り返しでは
育成のために投じた資金や時間が無駄にもなりかねません。
では、どうすれば『学んだことを職場で活かせて毎日続ける』ことが
できるようになるのでしょう。
書籍では『掃除道 鍵山秀三郎著(PHP出版)』などが有名で、その他にも
掃除に関する多くの書籍が出版されています。
その多くが、掃除をする、物を大切に扱う、創意工夫をするといった
取り組みから、気づき力や感謝の気持ちを養えると指南しています。
このように環境整備は捉え方次第で、豊かな心の形成、コスト削減、
物を探す時間短縮、継続の大切さ、コミュニケーション量の増加などの
副次効果が発揮されてくるのです。
環境整備を掃除だと捉えると、掃除そのものが業績に直結するわけでは
ないので、些か及び腰になることやヤラサレ感に苛まれることもあります。
しかし、副次効果をしっかりと説明し、全員が一丸となって取り組めば、
一人だけがフェードアウトするわけにはいかなくなるものです。
その中で「どうすれば・・・・・」を考えることができるようになると、
創意工夫やチームワークが形成されるようになってきます。
つまり、環境整備(掃除)は表層的な成果であって、その本質は人材を
育成する格好のツールなのです。
しかも学んだことを職場で活かせて毎日続けることができる。
地味な人材育成法ですが、ボディブローのようにジワジワと効きはじめ、
気づいたときには笑顔に満ちた元気な人材が育成されていることを
認識するでしょう。
さらに、環境整備による人材育成法は、前述した副次効果以外にも
応用力を発揮してくれます。
通常、何かしらの能力を身につけようと研修やセミナーを受講すると、
その能力についてのスキルは学べても、他のスキルを向上させる応用力は
持ち合わせていません。
ところが、環境整備による人材育成法は、主にマネジメントを中心とした
応用力を学ぶことができるのです。
■応用が利く
環境整備を単なる整理、整頓、掃除だと捉え、指示されたことだけ
チェックされた不備だけに取り組んでいても、副次効果は発揮されてきます。
とりわけ環境整備は、やったらやっただけの成果が目に見えるので、
末端の社員でも達成感は十二分に得ることができ、目標達成の
素晴らしさを肌で感じることができるのです。
しかし、それ以上に彼らに自発性を促すためには、どうしても管理者による
マネジメント能力が必要となってきます。
ゴール設定力、ゴール達成力、ゴールイメージ力、不備チェック力、
チームワーク、プラスストロークなどの能力がその一部です。
ところが、これらの能力も環境整備から学ぶことができ、管理者は
ゲーム感覚で自発性を促すことができるようになってきます。
なぜゲーム感覚でできるのか?
それは、環境整備は本業ではないからなのです。
ゴールイメージを想像し、ゴール達成までに必要な時間や費用などの
資源を算出する。
それを書面に落とし込み、決裁責任者にプレゼンをして決裁を得る。
さらに毎月(毎週)のサブゴールを設定して、達成できていない不備を
チェックすることで過程を検証。
そして改善されたアクションを施行する。
このようにPDCAサイクルを回さないと環境改善には至りません。
PDCAサイクルは仕事の基本として知っている人がほとんどなのですが、
毎日の仕事に追われる管理者は、ついCとAを忘れがちな傾向があるようです。
これは、検証することで利益が増加していく、そんなマーケティングの
視点や会社としての風土がないと、なかなか身につきにくいものです。
しかし、その思考を学び、練習することができる。
そんな応用が利くのも環境整備の特徴なのです。
また、チームで環境整備に取り組むとなると、チームを牽引する
リーダーシップ能力が必要となり、一人ひとりのメンバーを
評価しなければなりません。
掃除というネガティブな感覚を引きずったままの初動時は、
マイナス評価も必要かも知れません。
しかし、ネガティブ感覚が払拭され軌道に乗ってきたなら、ゲーム感覚で
取り組むことができるプラスのみの評価が必要となってきます。
ところが、環境整備や環境改善ができたからといって、昇給や賞与の
対象とするのは間違いです。
なぜならゲーム感覚なのですから・・・・・。
そこでプラスストロークを取り入れた評価方法を学ぶようになってきます。
誰だって褒められると嬉しいし、次の活力となりモチベーションも向上します。
そんな評価方法を学ぶことにも応用が利いてくるのです。
掃除に関しては、イエローハットの鍵山氏をはじめ、武蔵野の小山氏、
そうじ力の舛田氏、ゴミゼロ化工場の古芝氏の書籍が有名で、
とても参考になります。
これらの著書を読むと「掃除をすると運が良くなる」などとも記載されて
いて、それを否定できない事例があるのも事実なのです。
そうであるなら、環境整備に取り組まない意味はないのではないでしょうか。
通常の研修などでは、経営者には経営者のための研修、管理者には管理者の
ための研修などと分類されていますが、環境整備から学ぶ人材育成法は対象者を
選びません。
そう、環境整備は誰にだってできるのですから。
昔の丁稚さんが朝から晩まで掃除に取り組んでいたのは、そこから商売の基本を
覚えさせようとした社長の親心が窺いしれます。
つまり、商売の原点は掃除をはじめとする環境整備であるといっても過言では
ないのです。
もちろん、そこから何を気づき、どのようにして仕事やキャリアに活かせる
ようになるかは自分次第かも知れませんが。
ミリオンセラーとして有名な著書「夢をかなえるゾウ(水野敬也著 飛鳥新社)」にも、
このようなフレーズが登場します。
「世界中の大富豪に共通するある一つの点を見つけてきたんや。
それ、なんやと思う?
トイレがピッカピカやったんや」
これも掃除にまつわるエピソードではないでしょうか。
飲食店であろうと、ホテルであろうと、映画館であろうと、トイレは『店舗の顔』
なのです。
とりわけ女子トイレを綺麗に保つことで、女性客のウケが良くなることは百も
承知でしょう。
女性客は、たとえ料理の味が良かろうと、素敵な雰囲気のロビーであろうと、
映画が楽しかろうと、トイレが汚ければ再来店する確率はドンと低下します。
言い換えれば、トイレをピッカピカに保つだけで、集客効果にもつながるわけ
なのです。
仮に、環境整備による人材育成法が上手く機能しなかったとしても、掃除を継続する
ことによって掃除本来の効果は必ず顕れるでしょう。
環境整備への取り組みは、経営者が推進力となる必要があります。
しかし、全国を飛び回っているような経営者なら、それも不可能かも知れません。
けれども、そこで諦めるのではなく、どうすればこの人材育成法を導入できるのかを
考える方が尊いことなのです。
一石二鳥にも三鳥になる環境整備の効力を、身をもって体感していただきたいと
願っています。
■コンサルティングプラン
第1ステージ(1ヶ月間)
1)現状確認チェック、報告書提出[1日]
2)環境整備実施計画書作成(1ヶ月分)[1日]
3)環境整備研修[2時間程度]
第2ステージ(3ヶ月間)
1)環境整備チェック、報告書提出(毎月)[1日]
2)モデル企業見学(毎月)[半日]
3)環境整備研修(2ヶ月に1度)[1時間程度]
第3ステージ(3ヶ月間)
1)環境整備チェック指導(毎月)[半日]
2)モデル企業見学(毎月)[半日]
3)環境整備研修(2ヶ月に1度)[1時間程度]
第4ステージ(6ヶ月間)
1)環境整備チェック指導(毎月)[半日]
2)モデル企業見学(毎月)[半日]
3)環境整備研修(2ヶ月に1度)[1時間程度]
4)マネジメント研修(毎月)[半日]
※ 支店、支社がある場合、1地区1契約とさせていただきます
※ 敷地規模によってチェックに時間を要する場合は加算請求をさせていただきます
※ 初回4ヶ月契約、以降は3ヶ月契約となります
※ 近畿2府4県のみ承らせていただきます
※ 交通費・宿泊費は別途実費請求させていただきます